西武4000系

この形式を改造して登場した観光レストラン列車「52席の至福」はこちらをご覧ください。

解説

編集日:2016年5月14日

​西武秩父線の行楽輸送サービス向上と、秩父鉄道への直通運転を目的として登場した2ドア車。
101系の足回りを流用して製造された。

外観塗装は「ライオンズカラー」と呼ばれる配色で、白い車体に赤、青、緑の細い帯が巻かれている。
大手私鉄として初めてボタン開閉式の半自動ドアにした車両である。 また、阪神電鉄が阪神5700系に半自動ドアを導入するまで長らくの間、半自動ドアを持つ大手私鉄唯一の形式であった。

車内はセミクロスシートで、クロスシート部分は向かい合わせのボックス席となっている。 側窓もボックス席1つの幅に合うよう大型の2連窓を設けている。

現在は主に池袋線・秩父線の飯能〜西武秩父間での運行が主になっている。 また、土休日ダイヤでは2編成を併結させた8両編成で池袋からの急行列車、平日では飯能からの各停列車として、秩父鉄道への直通列車を運行している。
その際は横瀬駅で分割併合し、秩父鉄道の三峰口駅、長瀞駅に直通運転を行う。

なお、4009編成は「旅するレストラン 52席の至福」用に改造、観光列車として2016年4月下旬から運行をスタートさせている。

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更新日:2016年5月14日
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管理人の編集後記

更新日:2016年5月14日

秩父方面への行楽輸送を行う西武ならではの2ドア列車です。
8両編成とはいえ、2ドアのセミクロス車が池袋行きの急行として運行されるのが本当にビックリです。

西武鉄道は都心側で東京メトロやその先の東急などと直通していますが、秩父鉄道ともつながっていることを思うと本当に幅が広いなぁと思います。
秩父鉄道と西武鉄道とをつなげる列車として今後も活躍してほしいですね。