西武20000系

解説

編集日:2016年4月23日

101系初期車の置き換え目的で2000年に登場した形式。置き換え対象は104両であったが、池袋線の複々線区間延伸による増発のため、144両製造された。

設計コンセプトは「シンプル&クリーン」。内装をはじめとする各部分をモジュール化して組み合わせることで製造工数を削減し低コスト化することができるようになっている。

地下鉄乗り入れを考慮しない自社線専用車両であることから貫通扉は設けず、前頭部をモジュールにして構体部分とボルト固定により組み合わせている。
前面や側面には西武鉄道のコーポレートカラーである青色が多く用いられている。

車内は外観と同じくグレー系の配色に青色の座席が用いられている。また、優先席では荷物棚や吊り革の高さを下げて利用しやすいよう工夫がなされている。

西武としては初めて左手操作タイプのワンハンドルマスコンを採用。運転席にはモニタ装置の画面があり、異常時の乗務員支援機能や車両の状態監視機能などを持っている。

10両編成8本、8両編成8本が在籍しており、そのうち10両編成2本・8両編成4本が池袋線系統、10両編成6本・8両編成4本が新宿線系統に充当されている。
また、近年は各種PRのためヘッドマークを装着したりラッピングを施したりする編成も登場している。

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更新日:2015年4月23日
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管理人の編集後記

更新日:2016年4月23日

この列車の存在を初めて知ったのはA列車で行こう9で、正直言うとあまりいい印象はなく、普通の通勤列車かなという印象でした。

最近になってようやく実車を見て気付いたのは、使われている青色が思った以上に綺麗だったということ。
西武のコーポレートカラーでもあるため、そこはこだわられたのかもしれないですね。

また、コスト削減のため様々な技術が盛り込まれていることも特筆すべき点です。
今後もいろんな場所で20000系を撮影していきたいですね。