小田急7000形

解説

編集日:2014年12月18日

1957年から投入されていた3000形SEを置き換えるため1980年12月に登場した小田急の特急列車(ロマンスカー)。連接11両4編成合計44両が製造された。
"Luxury Super Express (LSE)"の愛称が与えられ、新宿~箱根湯本間を結ぶ列車として運用されている。1981年の鉄道友の会ブルーリボン賞受賞。

旧型であり、小田急初の前面展望車である3100形NSEとは基本的なコンセプトを共にしながら設備を精錬させる方向性で開発された。小田急では初めてワンハンドルマスコンを導入したのがこの形式である。
車両前面にある愛称表示器は車体が横方向に丸みを帯びた構造のため、縦に巻き取る一般的な方式ではなく、横に巻き取る方式となっている。

1995年にはリニューアル工事が施され、小田急旧来のオレンジ、グレー、ホワイトの塗装から10000形HiSEと同じホワイト、ワインレッドの塗装に変更、小田急の前面展望車のイメージ統一が図られた。
その後、2007年より小田急電鉄開業80周年を記念し7004編成のみ旧塗装に戻した上で運行され、2012年にさらに7002編成を旧塗装に復元。7001編成及び7003編成は廃車となり、現在は旧塗装のみは残る。

現在は主に新宿~箱根湯本間を結ぶ特急「ロマンスカーはこね」として運行されている。基本的に固定運用であるが、50000形VSEが車両点検等の際には本形式が投入されることもある。

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更新日:2014年12月18日
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管理人の編集後記

更新日:2014年12月18日

この列車の初撮影は2010年。当時は10000形HiSEと同一のカラーリングだったため、間違えてHiSEに分類してしまった記憶があります。

個人的には復刻したLSEのオレンジとグレーの塗装がお気に入り。撮影してると鮮やかなオレンジ色が程よく目立ってくれて、撮影した後の写真を見返すのが楽しくなります。
そこまで遠い距離ではないので、機会があれば是非乗ってみたい列車です。