小田急60000形

解説
予てより直通運転を行っていた東京メトロ千代田線方面に直通特急を走らせることが決定し、2007年に登場したロマンスカー。
2008年3月に営業運転を開始し、千代田線の北千住駅から小田原線の各方面を結ぶ特急列車に運用されている。
愛称は「MSE(Multi Super Express)」。2009年度の鉄道友の会ブルーリボン賞受賞車両である。
車体は50000形「VSE」と近いが、地下鉄乗り入れの関係から先頭には非常用の貫通扉が設けられている。 また、編成の分割が可能となっており、貫通型デザインの前面がある。
VSEでは白を基調としていたが、「地下鉄でも明るく見えるように」という理由から、この車両ではメタリックブルーが採用されている。
側面の帯には小田急ロマンスカーの伝統を引き継ぎ、バーミリオンの帯と白の帯が施されている。
車内も50000形VSEと準じたデザインであるが、地下鉄乗り入れなので難燃木材ではなく木目調の化粧板が用いられている。
座席のモケットはグレー。通勤客もターゲットに入れているためか車内は落ち着いた印象が感じられるようになっている。
2012年3月より、20000形RSEとJR東海371系に変わり御殿場方面への直通特急「あさぎり」にも充当された。
その他にも江ノ島線方面への特急「えのしま」にも充当されるなど、活躍の幅が更に広がっている。
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管理人の編集後記
「青いロマンスカー」を言われる最新鋭のロマンスカーです。
地下鉄にも入れるし、通勤としても観光としても使えるその万能さが活躍の幅をどんどん広げさせています。
特にびっくりしたのが特急「あさぎり」への充当。371系やRSEの後継がこの車両だということを知った時、そして、実際に御殿場でこの列車を見た時はとてもびっくりでしたね。
今後も新しい万能特急として、どんどん活躍の場を広げてほしいです。