新幹線 N700系7000番台

解説
九州新幹線鹿児島ルートの全線開通に伴い、JR西日本とJR九州が共同開発した新幹線車両。8両編成として運行する。JR西日本所所属はS編成で7000番台が、JR九州所属はR編成で8000番台が付番されている。
九州区間における35‰勾配の上りにおいて東海道・山陽新幹線でのN700系では運行できない可能性があるため、九州区間のみ勾配での発車時に引張り力を増強させることで解決している。
さらに、火山灰の多い九州区間での防塵性能を強化した台車を使用しているのも特徴である。
日本文化が色濃く残る関西圏と九州圏を結ぶ新しい新幹線として、「凛」をキーワードとしたデザインとなっており、青磁を印象させる白藍色のボディーに紺藍色と金色のラインが施されている。
車内は700系レールスター、800系つばめのくつろぎ感を取り入れ、ベージュや木目調といった暖色系の彩色をふんだんに盛り込んでいる。
グリーン車の座席は東海道・山陽新幹線のN700系と同様、リクライニングに連動して座面が下がるシンクロナイズド・コンフォートシートを採用している。
現在は山陽新幹線区間で好評を博していた「ひかりレールスター」の置き換えとして、山陽・九州新幹線直通用の「さくら」、「みずほ」として運行されているほか、九州新幹線内の「つばめ」や、山陽新幹線内の「ひかり」、「こだま」及び博多南線の一部で運用されている。
その他の写真
管理人の編集後記
豊橋在住の自分にとってはあまり目にする機会が少ない山陽・九州での新幹線ですが、四国への旅行で岡山駅に立ち寄った際に目にしたことがあります。
初めて目にした時はやや青っぽい車体にスマートさや清潔さを感じました。ほんの少し色が違うだけでこんなに印象が違うのかと思ってしまうほどでした。
いつか九州に旅行に行く際には800系と一緒に乗ってみたいですね。