名鉄2000系

解説
2005年の中部国際空港開港に伴い誕生した名鉄の新しい看板特急。最初の編成は2004年に落成し、翌年に運用を開始した。 愛称は「ミュースカイ」。この愛称は2008年12月より新種別として設定されている。2006年鉄道友の会ローレル賞を受賞。
名鉄7000系「パノラマカー」以来採用されていた名鉄スカーレット色は採用せず、青色を用いている。これは、洋上空港へ向かう特急列車として「空と海」の爽快なイメージを持たせるためである。
外観は「青と白と水の透明感」をコンセプトとし、透明感を出すため車両前面はポリカーボネートで覆われている。
曲線の多い常滑線の高速化のため、車体を最大2度傾斜させる車体傾斜制御装置を搭載。曲線通過速度を従来車両に比べ5~15km/hほど向上させた。
車内はライトグレーを基調とし、ここでも外観のイメージコンセプトどおり青色のシートモケットが採用されている。
照明は白色の間接照明によって爽快感と落ち着き感を共存させている。荷物棚部分にLEDによる補助ライトを採用し、停車駅到着前には空港の誘導灯のようにゆっくりと点滅する。
車内の列車案内はLCDディスプレイを採用。前面のLCDディスプレイにより前面の映像と現在の速度を流すことができるようになっている。
登場当初は3両編成での運行であったが、利用客の増加や愛知万博の開催による輸送力増強のため、4両編成化されている。 また、朝夕には新可児発着と新鵜沼発着の列車を併結させ8両編成として運行するミュースカイが設定されている。
その他の写真
管理人の編集後記
名鉄の新しい看板特急「ミュースカイ」。真っ赤な名鉄が空港アクセスのために赤くない特急列車を作ったことで衝撃を受けました。
豊橋には来ないんですが、セントレアを利用するため(セントレアに観光目的で行くため)結構な回数乗ってます。車内の荷物棚にある補助ランプが個人的にはお気に入りです。
もちろん撮影もするんですが、4両編成とやや短めなのでカーブでいい感じに撮影できないのが悩みどころ。朝夕の8両で運行されるミュースカイの方が個人的にありがたいのですが、さすがに輸送力過多ですね。