近鉄50000系

解説
2013年に執り行われる伊勢神宮の第62回式年遷宮にあわせ、関西、名古屋圏からの観光特急として2013年3月21日に登場した列車。2014年鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞。
「移動手段としての電車を超える」「乗ること自体が旅の目的となる」「移動時間自体が楽しみになる」ことをコンセプトに、全席においてアーバンライナーのデラックス以上のシートピッチ及び機能を持つ1脚約100万円の本革プレミアムシートを搭載した贅沢な作りとなっている。
6両編成のうち先頭にあたる1号車及び6号車はハイデッカーとなっており前面の展望性が大幅に向上している上に、窓が非常に大きく座席の肘掛けよりも低い位置まで窓がある。また、大阪難波発着の4号車、近鉄名古屋発着の3号車はグループ専用車両となっており、6人がけのサロン及び1編成1部屋ずつしかない洋風個室、和風個室がある。
大阪難波発着の3号車、近鉄名古屋発着の4号車は2階建てカフェテリアで、ダブルデッカーの階上、階下ともに車窓を楽しみながらくつろぐことができるフリースペースとなっている。
乗客へのサービスもプレミアムな観光特急らしく、6両編成の車内に4名のアテンダントが常駐。また、カフェで購入した商品の一部をプレミアムシートで食事することが可能で、さらに個室ではルームサービスも用意している。
外観は今まで曲線を採用していた近鉄特急とは異なり、多面的な構成になっている。配色は伊勢志摩の晴れやかな空をイメージし青色を基調とした爽やかな塗装となっている。
2014年3月にはお召し列車としても運転。また、式年遷宮にあわせ三種の神器の草薙剣及び八尺瓊勾玉も同時に動座している。
今までの鉄道車両にはないプレミアムな空間、そして車内サービスの好評により利用客数が当初の予想を上回っているため、1編成の増備を決定、2014年秋に京都発着の「しまかぜ」の運行を行うことが発表されている。
その他の写真
管理人の編集後記
最高の特急列車です。もうこの言葉に尽きます。
割と自宅から近いということもあってか、自分は登場わずか1年でこの列車に4回乗ってます。そのくらい何度でも乗りたくなってしまう列車なんです。
初めて乗ったのは2013年7月。もうその素晴らしさに度肝を抜かされました。この列車に乗ったら他の特急が乗れないくらいの素晴らしい空間です。
そこから完全にしまかぜにハマってしまって友人と洋風個室に乗り、最前席に乗り、そして鳥羽で桜としまかぜ撮った後に普通にフェリーで帰るつもりだったのにまたまたしまかぜに乗り・・・。
まさに「乗ること自体が楽しみになる」ことを体現している特急列車です。
値段も「しまかぜ料金」が加わり、他の特急よりはちょっと割高なんですがこの車内のクオリティと比べるとどう考えても安い。それがより一層しまかぜに乗りやすくしています。
降りた後に「ありがとう」と言いたくなる、そしてまたしばらくして何度も乗りたくなる、そんな最高の特急列車です。
みなさんも是非乗ってみてください。