近鉄23000系

解説

編集日:2015年8月8日

1994年の志摩スペイン村開業にあわせ1993年から登場。大阪難波、近鉄名古屋、そして京都の各都市から伊勢志摩へと結ぶ特急「伊勢志摩ライナー」としてデビューした。
リゾート地としての伊勢志摩のシンボルとなる特急を目指し、伊勢志摩の雰囲気に合わせた観光特急としてデザインされている。

先頭形状はアーバンライナーとしてすでに運用していた21000系のイメージを受け継ぎ、曲線とくさび形を組み合わせた流線型となり、前面ガラスには大型曲面ガラスが左右に2枚使用されている。
伊勢志摩の明るいイメージを取り入れ、上半分にサンシャインイエロー、下半分にクリスタルホワイト、裾部にはグレーとアクセントとして海をイメージしたアクアブルーが塗装に用いられている。

座席にはレギュラーシート、デラックスシートのほか、家族連れやグループでの乗客に対応するため対面固定座席のサロンカーが導入された。

2013年10月に執り行われる伊勢神宮の式年遷宮を控え、2012年より更新工事を兼ね内外装のリニューアルが行われた。
外装は6編成のうち半分の3編成(末尾が奇数の編成)に対し、サンシャインレッド塗装が施され大きく外観が変化した。またサンシャインイエロー塗装の車両も側面下部のアクアブルーの帯がコスメオレンジに変更された。
加えて伊勢志摩ライナーの新しいロゴタイプが車両側面に大きく貼り付けられている。
リニューアルにともない車内は全席禁煙となり、一部座席を廃して喫煙室が設けられた。またシートのモケットの色なども変更されており、座席にはモバイル用コンセントが設けられている。

2015年現在も大阪、京都、名古屋の各都市から伊勢志摩へと結ぶ特急として活躍しているが、朝夜には西大寺検車区に送り込むため京都~近鉄奈良間、大阪難波~近鉄奈良間の運用に就く列車もある。

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更新日:2015年8月8日
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管理人の編集後記

更新日:2015年8月8日

その黄色い塗装と流線型の先頭形状が本当にかっこいい列車です。A列車でも使用実績がとても多く、僕のA21C自作街でも色んな街で使われている大人気列車です。
今でこそ「しまかぜ」にその座を譲りましたが、長年伊勢志摩観光特急の顔となっていた特急であるだけかなり気合が入った列車だと思います。

僕は伊勢志摩ライナーには2度乗車したことがあります。1回目はなぜか奈良からサロンカーで、2回目は賢島から大阪難波までレギュラーシートで。
どちらもすごく快適で、是非仲間と一緒に乗りたい列車でした。