JR東日本 E235系

解説

編集日:2015年4月19日

山手線を運行しているE231系500番台の置き換えとして、2015年秋より運行される予定の通勤形電車。
2015年3月23日に量産先行車として第1編成が新津製作所にて落成、信越本線での試運転を経て3月26日に東京に向けての配給輸送が実施された。

キーワードを「お客さま、社会とコミュニケーションする車両」とし、前面の大きな窓や行先表示器で、人と人、人と社会をつなぐ情報の窓を表現している。

前面は長年JR東日本が通勤車に用いてきた白を廃し、黒と緑のグラデーションとなっている。また、側面についても従来の横帯からドア部分を大きく緑色に塗る形になっている。 これは、ホームドアの設置により帯が隠れてしまい、側面からだと区別が付きづらくなっていることを防ぐためであると思われる。

車内は中吊り広告を廃止し、広告媒体を液晶ディスプレイによってデジタルサイネージ化することで、居住空間を広く感じることができるようになっている。
さらに、従来のE231系では外回り寄りの車端部にのみ設置されていた優先席を両側の車端部に増設、中間車の車両に車いす利用やベビーカー利用の乗客のための座席が取り除かれたフリースペースを配置している。

安全性の向上も行われ、常に車両の状態や地上設備の状態を監視する機能が備わり、車外のデータサーバに転送することで故障の予兆把握と事前の対処、故障発生時の迅速な復旧が実現可能となる。

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その他の写真

更新日:2015年4月19日
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管理人の編集後記

更新日:2015年4月19日

プレスリリースを見て、「何だこの列車は!?」とそのデザインに驚きました。前面が完璧にデジタル時計のようだと、鉄道マニアの中では登場前からネタにされていた車両です。

僕は正直、いつかは山手線に就くのであれば今急いで注目するべきではないなと感じてあまり興味を持たなかったのですが、Twitterで流れてきた相模湾をバックに走るE235系の写真に魅力を感じ、コレは今行かないと絶対に撮れないと思って撮りに行くことを決意しました。
実際に見た時はドア周りの縦帯になった側面がかなりいいです。こういうデザインもアリだなと思いました。

今度は山手線デビューした後に是非乗ってみたいですね。中吊り広告が廃止され、液晶ディスプレイがいっぱいの車内がどんな感じなのかとても気になります。