新幹線 E1系

解説

編集日:2014年5月22日

1994年に東北・上越新幹線の定員確保のために製造されたオール2階建て車両。12両編成で定員1235名、これは200系の16両編成に匹敵する。
当初は「600系」として計画されていたが、JR東日本の新しい形式体系に合わせて「E1系」という形式番号が付番された。

「Multi Amenity Express」の略である「Max」の愛称があり、ハイクオリティ&アメニティをコンセプトにデザインされている。
2階建て故に車高が高い。それに対してエアロダイナミックノーズと呼ばれる前頭部により騒音、空気抵抗対策がとられている。

2003年からリニューアルが施工され、登場当初のライトグレーとホワイトの配色からホワイトとライトブルーに朱鷺色と称されるピンクの帯を巻いた配色に変更された。
秋田新幹線や山形新幹線車両への併結ができない都合上、東北新幹線での活躍の場は少なく上越新幹線での運用が中心になっていた。

その後、経年劣化により徐々に廃車が進み、2012年10月28日に「さよならE1Maxとき号」として営業運転から撤退した。

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管理人の編集後記

更新日:2014年5月22日

日本初のオール2階建て新幹線車両です。 混雑緩和という現実と向きあったという経緯を考えると、なんとも特殊な生い立ちだったんだなと思います。

あと2ヶ月で引退するタイミングでしたが、最後の勇姿をなんとか撮影することができてよかったです。