JR九州 883系

解説
編集日:2014年10月20日
1995年、特急「にちりん」用車両として登場した車両。速達タイプの「ソニックにちりん」として運用開始され、その後1997年より「ソニック」に改称され、現在も博多~大分間の主力特急車両として君臨している。
営業用交流電車では初めて制御式振り子装置が搭載され、曲線の多い日豊本線を高速化させたことで博多~大分間を20分短縮させている。
「ワンダーランド・エクスプレス」の愛称があり、動物の耳をイメージした形状のヘッドレストを採用し、登場当初は赤、緑、青とカラフルなもので「楽しさ」が表現されていた。
登場から10年以上経過した2005年より順次リニューアル改装を実施。全面を濃いメタリックブルーに変更、カラフルだった車内も単色の落ち着いた内装に変更されている。
現在は885系の「白いソニック」と共に、「青いソニック」として活躍し続けている。
余談ではあるが、この車両は本来「881系」となるはずだったが、この車両のデザインを手がけた水戸岡鋭治氏が「1はデザイン的によくない」とのことで「883系」となった逸話がある。
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その他の写真
更新日:2014年10月20日
管理人の編集後記
更新日:2014年10月20日
電車でGO!で有名になった特急列車です。僕もプレイしてからずっとこの列車に乗りたいと思っていました。
それが実現したのは2007年のこと。グリーン車で博多から小倉まで乗車しました。登場当初のものではなくリニューアルしてからの車内なので落ち着きもありましたが、883系独特の動物の耳の形をしたヘッドレストは健在。
車内でまず驚いたのがすごく傾くということ。振り子式車両に乗ること自体が当時初めてだったのでビックリしました。
個性的な座席と美しい青色の車体を持つ883系、これからもずっとその雄姿を見せてほしいです。