新幹線 800系

解説

編集日:2014年8月27日

2004年の九州新幹線新八代~鹿児島中央間部分開業に伴い製造された九州新幹線の初代車両。
JR東海やJR西日本からノウハウを受け、製造期間の短縮やコスト低減が図られた。

6両編成の各車両全てが動力車、抑速ブレーキが追加されているといった急勾配にも対応可能な設計となっている。
基本的な構造は700系とほぼ同様なものの外観デザインは大きく異なっており、特に前面形状はカモノハシのような形状でなくストレートな流線型である。

車両のデザインは長年JR九州の車両デザインを手がける水戸岡鋭治氏およびドーンデザイン研究所が手がけている。
外観は東海道・山陽新幹線の車両よりもさらに明るい白の車体に金色と赤色の帯が入ったデザインになっており、随所につばめのマークがシーリングされている。
車内は木をふんだんに用いたデザインとなっており、日よけ、妻板はもちろん座席に至るまで木材が使われている。また、モケットには西陣織のものが用いられている。各車両で木の色とモケットの色が異なっており、各車両によって車内の印象が異なるのが特徴。

新八代~鹿児島中央部分開業時に6編成が製造され、その後博多までの延伸に伴う全線開業で新たに3編成が増備された。博多~熊本間の「つばめ」を主な活躍の場とし、朝夕ラッシュ時には鹿児島中央まで運行されるほか、九州新幹線内完結の「さくら」として運行することもある。

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その他の写真

更新日:2014年8月27日
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管理人の編集後記

更新日:2014年8月27日

2014年夏の九州旅行では大変お世話になった列車の一つです。この列車に乗り、有名撮影地で撮るために九州まで旅行したようなものです。

座席の背もたれが薄く、背板が木でできているためすわり心地が悪そうなイメージがありましたが乗ってみたらそんなことはありませんでした。かなりフカフカです。
車両の至る所にロゴステッカーが貼られているのもJR九州ならでは。見てて全く飽きないのが本当にいいですよね。