国鉄 119系

解説

編集日:2014年8月2日

1982年より、中部地区の電化ローカル路線に依然として残っていた旧型国電の置き換えのために製造された形式の一つ。
短い駅間、長い路線長、急勾配区間といった他の路線にはない特徴を持つ飯田線への投入にこの形式が新形式として導入された。

短編成向け、加速力重視の105系の性能を継承し、急勾配に対応するための勾配抑速ブレーキを搭載し、長大路線に対応するためトイレ付き、半自動ドア、セミクロスシートといった内装変更を行っている。

当初はスカイブルーに白帯の配色が用いられていたが、JR東海に継承後は白い車体にオレンジ、緑色の帯が巻かれた塗装に変更されている。2009年からは1編成のみが登場当初の塗装に戻された。
20年以上に渡り飯田線専用電車として活躍したが、2011年11月より213系5000番台及び313系3000番台への置換えが進められた。2012年3月31日の「119ファイナル号」ともって全ての営業運転が終了した。

多くの車両が廃車され、廃形式となったが、一部車両が改造の上えちぜん鉄道に譲渡され、MC7000形として運行されている。

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更新日:2014年8月2日
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管理人の編集後記

更新日:2014年8月2日

飯田線専用のオーダーメイド車両です。自分はこの電車を岐阜県の穂積駅で初めて見ました。回送運転の途中、待避線で停車していました。
見た目はJR西日本の桜井線で走っている105系そっくり。思わず保存していた写真と見比べるほどでした。

その後豊橋に移って運行中の119系を見ることがしばしば。豊川まで乗ったこともあるのですが、ドアを手で開けるのがとても新鮮でした。
丸い目で可愛らしさがあって好きだったんですが、もう今はその姿を見ることはできませんね・・・。譲渡されたえちぜん鉄道にまた赴きたいなぁと思います。