新幹線 100系

解説

編集日:2014年5月10日

1985年、新幹線0系の経年不良置き換えや内装のモデルチェンジなどの目的で、合計1056両が製造された。最高速度は時速220km(「グランドひかり」用のV編成のみ時速230km)。
東北新幹線用である200系の技術を見直した上で盛り込み、再設計を行っている。

「シャークノーズ」と呼ばれる流線型のフロントマスクと新幹線初の2階建て車両が特徴的で、国鉄時代では「New Shinkansen」の略であるNSマークが付けられていた。時刻表でもこのマークがあると、2階建て車両連結の100系車両であることが分かるようになっている。

1989年からは、のちの「ひかりレールスター」につながる「グランドひかり」が誕生。車内設備を大きく変え、アメニティーを重視としたスペースの広い座席が置かれ、非常に人気があった。

2003年には全ての列車の最高速度を270km/hにする目的で、東海道新幹線から撤退。
2003年以降は4両や6両に短編成化されたうえで「こだま」や博多南線の列車として運用されていたが、2012年3月14日のダイヤ改正で定期運用を終了。 同年3月16日に最終列車として岡山発博多行きの「臨時ひかり445号」としてさよなら運転が実施され、その歴史に幕を閉じた。なお、その日は新幹線300系も同時に東京から博多までさよなら運転を行っており、岡山駅では300系と並ぶ演出がなされた。

現在は名古屋市のリニア・鉄道館に展示されているほか、JR西日本博多総合車両所内で保管されており、イベントなどで公開されることもある。

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更新日:2014年5月10日
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管理人の編集後記

更新日:2014年5月10日
個人的に新幹線の中で一番好きな車両です。
子供の頃、母親に頼んで米原駅の近くまで連れて行ってもらい撮影していたら、100系が警笛を鳴らしてくれた思い出があります(自分に向けて警笛を鳴らしたかどうかは分かりませんが・・・)。
当時はプラレールとかも持ってましたね。新幹線の中で唯一だったりします。
そんな一番好きな新幹線なんですが、僕は一度も乗ったことがないんですね・・・。リニア・鉄道館で車内見学はできましたが、せめてなら引退する前に乗っておきたかった・・・。