名鉄1000・1200系

解説

編集日:2015年9月7日

7000系「パノラマカー」の後継車、本格的な有料特急専用車両として1988年に登場した形式。「パノラマSuper」という愛称が与えられている。登場当初は4両編成で組成され、全車特別車として運行されていた。

パノラマカーは客席を下に、運転席を2階に配置する「セッテベッロ方式」であったが、本形式では運転席を下に、客席を上に配置するハイデッカータイプとなり、より高い位置からの展望が可能となった。
また、座席はリクライニングシートで、展望席以外の特別席は進行方向に合わせて回転できるが、展望席は座席が固定となっており、進行方向とは逆の向きになる場合がある。

最高速度は登場時110km/h。1990年よりブレーキ性能の向上により120km/hに引き上げられた。
登場当初は先述の通り4両編成の全車特別車として運行されていたが、1991年から1992年にかけて一部の編成を2両ずつに分割、新岐阜・新鵜沼方の2両を方向転換の上、一般車である1200系4両と組み合わせた一部特別車編成が登場した。
また、機器の一部にパノラマカー系列である7500系の機器が流用されたタイプもあり、1030系・1230系として区分されている。

その後中部国際空港開港に伴う2007年の特急政策見直しのため、全車特別車として残った1000系は全て廃車となった。
ここで廃車となった車両のパンタグラフ、台車、電動機、運転台などの主要機器は完全新製された車体に組み合わされ5000系として新たな車生を歩むことになる。

現在は名鉄岐阜・新鵜沼から豊橋方面へと結ぶ特急、及び名鉄名古屋から河和・内海方面へと結ぶ特急を中心に運用されている。中部国際空港には空港アクセス特急として登場した2000系及び2200系が乗り入れており、乗り入れることはほとんどない。

なお、展望車に乗車の際は展望車が豊橋・河和・内海方にしかないことに注意が必要。従って下り列車は後面展望となる。これに伴い、ミューチケット購入の際に岐阜・新鵜沼方面の展望車を選ぶと後ろ向きである旨の注意文が表示される。

2015年度よりリニューアル工事が行われ、車内は座席の更新やトイレの洋式化などが行われ、外観デザインも大幅に一新される編成が登場している。

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その他の写真

更新日:2016年5月21日
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管理人の編集後記

更新日:2015年8月27日

自分の現住所に近いこともあり、本当に身近で大好きな列車です。1000系の展望車には数えきれないほど乗っています。
「前面展望ってすごいことだから、きっと展望車だと結構高いんじゃないか」という常識を完璧に覆してくれます。わずか360円の追加料金で前面展望を楽しめるのはホントに素晴らしい。

そんなとても身近な名鉄1000系を本当に好きになったのは、豊川橋梁で撮影した1枚のシルエット写真でした。この写真を撮影してから「パノラマSuperの魅力」にドップリハマっていきました。
たった360円の贅沢で楽しめる前面展望の魅力をめいっぱい味わってほしいので、遠くからお友達が来ると鉄道好きかどうかは関係なくたいていこの列車の展望席に乗せます。

ちなみに、名鉄1000系の本数はまだ少なくはないので、一番前の展望席の確保にはさほど困りません。さすがに直前ともなると可能性は低くなりますが、乗る時間を事前に決めておき、2時間ぐらい前に買っておけば十分確保できます。
みなさんも是非、「360円で楽しむ最高の贅沢」を体験してみてください。

8月27日追記:
パノラマSuperのリニューアル車見てきました!塗装に関しては「京急そっくり」だとか言われたりして賛否両論ですが、個人的には従来のも好きだし、リニューアルのも好き!という感想です。
従来車が赤と白が織りなすスピード感のある印象だったのに対し、リニューアル車は赤と白のシンプルな塗装に黒やグレーという暗い色のアクセントがたまらなく好きです。
両方の塗装がずっと共存してくれたらいいのになぁ・・・とか思ってます。