京阪800系

解説

編集日:2016年3月19日

京阪京津線と1997年に開業した京都市営地下鉄東西線への直通用列車として登場した列車。
日本で唯一となる併用軌道・地下鉄を直通する列車である。さらにその中間では逢坂山越えのための最大勾配61‰の急勾配・急カーブ区間を走るため、それらを全て配慮した特別仕様となっている。

併用軌道を通ることから自動車との接触事故に対しすぐに修復できるよう、ステンレスでなく普通鋼製の車体を使用し、1両あたり片側3灯ずつ車幅灯を取り付けている。
また、地下鉄直通用のATOによる自動運転やワンマン運転、ホームドア対応のための回路も搭載されている。
加えて、急勾配に対応するため全電動車とし、ブレーキシューも安価な合成樹脂製ではなく、急勾配や天候変化に強く、低速域での急減速性能に優れた鋳鉄製のものを採用している。
さらに、併用軌道と地下鉄という、大きく異なる架線の高さに対応するシングルアームパンタグラフを京阪で初めて採用している。

外観は琵琶湖をイメージさせるパステルブルーと灰白をベースに、黄色の帯を巻く他の京阪電車と一線を画する塗装となっている。
車内は先頭車が2+1列のクロスシート、中間車がロングシートで、座席モケットには濃い青色を採用している。

前述の通り、併用軌道・登山鉄道・地下鉄という特殊な区間を通過する必要があるため、それらに対応した機器類を全て詰め込んだ非常に高コストな車両である。列車の1m当たりの値段は高コスト車両で有名な500系新幹線を超えるといわれている。
現在は4両編成8本が在籍中。滋賀県大津の中心地である浜大津から、京都市役所前・太秦天神川へと結んでいる。

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更新日:2016年10月10日
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管理人の編集後記

更新日:2016年3月19日

地元である滋賀県を走る列車であること、そして、併用軌道・登山鉄道・地下鉄という特殊な環境を一気に通り抜ける「特別感」が相まって、僕がお気に入りとしている列車の一つです。
ちなみにもう一つは名鉄1000系「パノラマSuper」

京津線には最近ご無沙汰していますが、一時期は本当によく乗っていました。
大津市で1ヶ月半ほど研修のため暮らしていた時期があったのですが、その時にはほぼ毎週乗っていましたね。今回掲載している列車にもその時に撮影した写真が多いです。

そんな京津線の感想ですが、「こんな所電車が走るところじゃない」というのが正直な感想です。特に浜大津~大谷間は一種のアトラクションです。乗っててここまで楽しくなる路線は今まで無かったほどでした。
なかなか行きにくい場所ではありますが、関西にお越しの際には是非乗ってほしい!強くオススメする路線です。